航空会社の制服はどうあるべきか?
こんばんは、gary五十嵐です。
昨日You tubeを見ていて、目に止まった映像がありました。
これは1983年から1999にかけて放映されていた航空会社のCM集です。
懐かしい映像だけでなく、写ってる飛行機の機体や、塗装も思わず「懐かしい」と感じます。
その中で、一番気になったのが、シンガポール航空のCMです。
このCM、見て頂ければ分かると思いますが、飛行機が一度も出てきません。その点が逆に素晴らしい!
出てくるのは、シンガポール航空のCA制服を着た美しい女性や、犬を撫でる貴婦人風な人です。
音楽もエキゾチックで、なんともエロティックな映像になってます。
ロケ地はシンガポールでしょうか。とても美しい街並みですね。
このCMで、シンガポール航空が何を伝えたかったのか?はっきりとはわかりません。ですが、はっきりと言えるのは、
「シンガポール航空CAの制服は、こんな映像の中でも違和感が全くなく、オシャレで素晴らしい」
ということです。
CAの制服って、イメージとしてはスーツ風が多く、良い意味で「固い」印象です。
シンガポール航空の制服は、シンガポールの伝統衣装サロンケバヤを制服にしていて、足元はサンダルを着用、CAとして採用されると、個々に採寸が行われ、ぴったりサイズで制服を作るそうです。
国の伝統衣装を使用していて、このオシャレさが出るのは素晴らしいですね。
この制服を見ると、シンガポール航空で、シンガポールを訪れた人は、この制服を見て旅を思い出したりするんでしょうね。こういう「その国のイメージ」を保つことも、国を代表するエアラインの使命かもしれません。
であれば、日本の航空会社は「着物」でもいいのでは?と思ってしまいます。
着物だと、緊急時の動きが鈍くなる可能性はあるので、実際良いかどうかはわかりません。
ですが、日本に向かう飛行機で、海外の方が思う日本のイメージ通りの服をまとった人が出てきたら、きっと面白いはずです。
海外から成田空港に到着すると、いつも感じるのが、
「何でここでは和楽器のBGMが鳴ってないんだ?何で竹とか植えてないんだ?」という点です。
長時間かけて日本に来たのに、日本要素がなくがっかりします。
だったらせめて、日本の航空会社の国際線では、日本らしさをヴィジュアルで表現してほしいですね。サービス精神は素晴らしいのだからもったいないと思います。
イメージとか、業界の流れとか、いろいろあるんでしょうが、遊び心も大切ではないと思わせる映像の紹介でした。
最後までありがとうございました。
Fairportでは飛行機の動画素材の提供、撮影、編集依頼を承っております。当ページ、Youtubeチャンネルにて公開してる飛行機映像はもちろん撮影依頼、PV製作まで何でもご相談ください!!!
音楽と旅客機映像作品&空港映像チャンネル「Fairport」
旅客機映像素材チャンネル「Fairport hangar」
五十嵐史彦 Fumihiko Igarashi
飛行機、空港、航空、エアラインの映像作家、ビデオグラファー、フォトグラファー、音楽家、元ブライダルサウンドコーディネーター
2004年から「旅情」をテーマとした映像作品の制作を開始。
日本各地の空港を訪れて旅客機の映像を撮影。得意の音楽との組み合わせにより、叙情的な映像作品を多数作り出している。
映像の使用、撮影、編集依頼はメールにてお問い合わせください。
Email=sense.of.journey@gmail.com
