音楽が先か?映像が先か?

音楽が先か?映像が先か?

こんばんは、gary五十嵐です。

映像作品を作る時、よく聞かれるのは、

「映像を先に用意して音楽を作るの? それとも音楽があって、それに合わせて映像を用意するの?」

という質問です。

クリエイターの方によって、やり方はそれぞれあると思いますが、多いのは「映像が先で、後で音楽をつける」と言うパターンでしょう。やはり映像作品なので、映像ありきで考えるの自然の流れです。

映像に音楽をつける事は、最後にその作品の雰囲気を決める重要な作業です。

映像で飛行機のスピード感を見せたいのであれば、テンポの速いものを。

映像で飛行機の哀愁を見せたいのであれば、テンポの遅いものを。

これが正解ではありませんが、最後につける音楽で「作品の味」が決まります。

さて、私の場合ですが、結論から言うと、「音楽と映像は同時進行」です。

「撮れた映像に合わせて音楽を作る事もあれば、音楽だけ作って後でそれに合う映像を当てはめて行く」

このどちらかになりますが、多いのは後者の「音楽だけ作って後でそれに合う映像を当てはめて行く」方です。

こちらの「黒情〜rain noise〜」という作品。これは「音楽が先で映像が後」です。

映像の事は一切考えずに音楽を作って、出来上がった段階で、「この曲は雨の夜の空港に合う」と判断して制作しています。

音楽が先のメリットは、音楽をベースに映像を考えるので、ミュージックビデオとして完成度が上がります。

こちらの「旭川空港」という作品。これは「映像が先で音楽が後」です。

これは現地での撮影をした後、現地の空気感を想いながら音楽を制作して映像を当てはめています。

映像が先のメリットは、撮影した映像に合わせて音楽を作るので、映像と音楽が非常に溶け合いやすいです。

どちらにも良い点がありますが、大事なのは撮影した映像や作った音楽を、どう見せたいかです。

スポッティング映像として見せたいか、ストーリーを持たせてドラマチックに見せたいかで、制作の流れは大きく変わっていきます。正解はありませんが、それが面白いところですね。

映像制作する皆さんは音楽が先ですか?映像が先ですか?


Fairportでは飛行機の動画素材の提供、撮影、編集依頼を承っております。当ページ、Youtubeチャンネルにて公開してる飛行機映像はもちろん撮影依頼、PV製作まで何でもご相談ください!!!

音楽と旅客機映像作品&空港映像チャンネル「Fairport」

旅客機映像素材チャンネル「Fairport  hangar」


五十嵐史彦  Fumihiko Igarashi

飛行機、空港、航空、エアラインの映像作家、ビデオグラファー、フォトグラファー

2004年から「旅情」をテーマとした映像作品の制作を開始。

日本各地の空港を訪れて旅客機の映像を撮影。得意の音楽との組み合わせにより、叙情的な映像作品を多数作り出している。

映像の使用、撮影、編集依頼はメールにてお問い合わせください。

Email=sense.of.journey@gmail.com

投稿日: 2017年11月21日Farport

コメントを残す